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省エネ機器

せっかく省エネ住宅を建てるなら、家電設備の消費電力も確認しましょう。実は、家庭での消費電力量の約7割が、エアコン、冷蔵庫、照明、テレビの4つに使われているんです(※)。家電の省エネ化は年々進化しています。「もったいないから」と古い家電を使い続けるより、省エネ家電に買い換えて、おトクな省エネライフを楽しみましょう。

参照元:一般社団法人日本電機工業会公式サイト(https://www.jema-net.or.jp/Japanese/ha/eco/g01_01.html

エアコン

エアコンは年々省エネ性能が向上しており、10年前の平均と比べると、約12%(※)もの省エネ効果があるとされています。
最近のエアコンは、センサーや気流制御を用いて設定温度や風量を自動で調整したり、必要なエリアだけに送風したりするなど、節電効果が得られるものばかり。エアコンを選ぶときは、省エネ性能をしっかりチェックしてみましょう。

※参照元:省エネ家電deスマートライフ(https://shouene-kaden.net/try/eco-check/air-con.html

冷蔵庫

冷蔵庫の省エネ性能もまた、技術の進歩により格段に向上しています。冷え具合に応じて冷却力を効率良く制御するインバータ機能、長時間扉の開閉がない時に自動的に節電運転に切り替える自動省エネ(節電)運転機能、庫外からの熱の侵入を防ぐ断熱材など、さまざまな機能が搭載されています。
買い替えるときには、デザインや価格だけではなく消費電力の大きさなども確認しましょう

照明器具

照明は、従来の白熱電球や蛍光灯よりも消費電力が少なく長寿命なLED照明がおすすめです。白熱電球などより値段は高いですが、消費電力は一般電球の約1/6。長寿命で交換の必要がないため、約9ヶ月程度で元が取れるとされています。
調光機能を活用して生活シーンに合わせた調光を行えば、さらに節電効果アップ。センサーつきの照明器具なら、付け忘れ・消し忘れのムダがなく、節電することができます。

テレビ

最近の液晶テレビは、テレビの消費電力の大きな部分を占めるバックライトにLEDを採用しており、省エネ性能が大幅に向上しています。
また明るさセンサーも搭載しており、テレビを見る部屋の明るさによって画面の明るさを自動調整し、消費電力を低減。無操作電源オフや無信号電源オフ、照明オフ連動機能、オフタイマーなど、さまざまな機能も搭載し、付けっぱなしにならないようにしてくれます。

給湯器

家庭におけるエネルギー消費量では、給湯も大きな割合を占めています。最近の省エネ給湯器なら、従来型の給湯器より熱効率が高く、少ない燃料でたくさんのお湯を沸かすことが可能です。給湯器を省エネ型に変えて、快適な省エネライフを送りましょう。

エコキュート

空気の熱を利用してお湯を沸かす給湯機です。ヒートポンプ技術を採用しており、わずかな電力で大量のお湯を沸かすことができます。空気の熱を利用するため、二酸化炭素の排出も抑えられ、不快なにおいもなく快適。
さらに「操作が簡単」「火を使わない」「燃料を補給する手間が不要」などの便利さや安心感もポイントです。一日に使用するお湯を夜間にまとめて沸かして貯湯タンクに貯めておくため、災害用の備えとしても注目されています。

エネファーム

ガスや灯油などから電気を作り、発電のときの熱から「お湯」を作り出すシステムです。自家発電をするため送電ロスがない上、発電する際の排熱を活用してお湯を作るため、エネルギー利用率が非常に高いのが特徴です。光熱費を削減やCO2排出量を大幅に削減することができます。
停電時発電継続機能を利用すれば、災害時に停電が発生したときでも電気を使用することが可能です。

エコジョーズ

都市ガスまたはLPガス(プロパンガス)を燃料に、効率よくお湯を沸かす省エネタイプの給湯器です。今まで使わずに捨てられていた排気熱を有効に利用してお湯を温めるため、従来タイプに比べてCO2排出量を約13%カットすることができます。
貯湯タンクが不要な瞬間式で、省スペースかつコンパクト。省エネ給湯器の中でも交換費用が安いことから、コスパを重要視する方や、なるべく低価格でエコ給湯器を導入したい方におすすめです。

エコワン

リンナイやノーリツが販売している、電気(ヒートポンプ)とガス(エコジョーズ)を組み合わせたハイブリッド給湯器です。電気を用いてヒートポンプ技術で水を温め、タンクに貯水する機能と、ガスによって瞬時に水を熱する機能を併せ持っています。
高い省エネ性能で、光熱費を削減することが可能。また、停電時もガスで給湯できるため、災害時の備えとしても注目されています。

省エネ機器にも補助金が出る

省エネ住宅を建てる際には、ぜひ補助金制度を活用したいところです。注意したいのは、補助金が家づくりだけでなく、省エネ設備の導入でも対象になる場合があること。
ここでは、岩手県で実施されている、省エネ機器を対象とした補助金事業を3つご紹介します。

平泉町/住宅用高効率給湯器導入促進事業

省エネ給湯設備の普及促進を図ること、町内のエネルギー使用を効率よく環境にやさしいものに替え、地球温暖化の原因となる温室効果ガス排出量の削減に資することなどを目的に、省エネ設備の設置費用の一部を補助しています。
補助金額は、設置費用の10%以内。上限額が給湯器の種類によって異なり、エコジョーズ・エコフィールで3万円、エコキュート・エコウィルで5万円までとなっています。着工前の申請が必要です。

葛巻町/エコ・エネ総合対策事業費補助金

葛巻町では、町の資源を最大限に活かした、地域循環型のエネルギー政策を展開しており、太陽光発電設備、太陽熱温水器、高効率エネルギー設備、LED照明の設置などを行う際の補助金を交付しています。
補助額は、設備の種類によって異なりますが、例えば、太陽光発電は太陽電池出力1kWにつき3万円(上限15万円)エコキュート、エコジョーズ、エコフィールといった高効率エネルギー設備には上限3万円まで、設置費用の10%以内の額が交付されます。ただし、現金ではなく「葛巻商品券」での交付となっています。

一関市/一関市住宅用新エネルギー設備導入促進費補助金

一関市では、省エネ機器導入の普及促進や、環境に関する意識の高揚を図るとともに、脱炭素社会を構築するため、市内で太陽光発電設備・太陽熱利用設備・地中熱利用設備・蓄電設備を設置する方に、設置費用の一部を補助しています。
補助額は、設備の種類によって異なり、太陽光発電は太陽電池出力1kWにつき2万円(上限10万円)蓄電設備は、蓄電池の蓄電容量1kWhあたり2万円(上限10万円)が交付されます。

他にも、北上市「住宅用おひさまパワー活用設備設置費補助金」や雫石町「クリーンエネルギー設備導入補助金」など、各自治体でさまざまな補助金制度があります。ご自身の自治体でどんな補助金があるのか、ぜひ問い合わせてみて下さい。

※このページでは、令和3年度の募集をもとに情報を記載しています。令和4年度の情報は、各自治体のホームページなどでチェックしてみてください。

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