エネルギー資源問題や地球温暖化を背景に、日本でも急速に普及が進められている省エネ住宅。一方で「なんとなくイメージはつくけど、実際どんな住宅なのかよく知らない」という方も多いようです。
ここでは、省エネ住宅を建てるために必要な基本情報をご紹介。省エネ住宅の定義から補助金情報、省エネ設備まで解説します。
省エネ住宅とは、消費するエネルギーを抑えた、地球環境にもお財布にも優しい住宅のことです。気密性、断熱性に優れた素材、工法などを用いて住宅性能を上げることで、エアコンなどをあまり使わなくても快適に過ごすことができます。
省エネ住宅の目安となるのが、国が定める「省エネ基準」です。その概要について、詳しく見ていきましょう。
一口に省エネ住宅と言っても、ZEH(ゼッチ)をはじめ、HEAT20、長期優良住宅、認定低炭素住宅、性能向上計画認定住宅、LCCM住宅などさまざまな種類があり、種類ごとに受けられる優遇制度が違います。
ここでは、省エネ住宅の7つの種類について、それぞれの特徴と違いを分かりやすく解説します。
省エネ住宅には、電気代が削減できる・快適に暮らせる・ヒートショックのリスクを下げられる・環境に優しいなど、さまざまなメリットがあります。その一方で、初期費用が高い・施工できるビルダーが限られているなどデメリットも。ただし補助金や減税といった優遇措置を利用できることを考えれば、ハードルはさほど高くありません。
省エネ住宅は、一般的な住宅より建築コストがかかるため、予算オーバーで諦める方も多くいます。ですが、省エネ住宅を建てる際には、様々な補助金や税の優遇を受けることが可能です。
補助金の種類には、大きく分けて、国から交付されるものと地方自治体から交付されるものがあります。省エネ住宅で利用できる補助金や優遇制度について、情報をまとめました。
家庭での消費電力量の約7割が、エアコン、冷蔵庫、照明、テレビの4つに使われています。家電の省エネ化は年々進化しているため、せっかく省エネ住宅を建てるなら、消費電力の少ない家電設備を揃えるのがおすすめです。
ここでは、代表的な家電と給湯器の特徴、省エネ設備の導入に使える補助金などをご紹介します。省エネ家電に買い換えて、お得な省エネライフを楽しみましょう。
ZEH(ゼッチ=ネット・ゼロ・エネルギーハウス)とは、高い断熱性能をベースに省エネ機器や創エネ設備を組み合わせ、家のエネルギー収支をゼロ以下にする住まいのことです。
一口にZEHと言っても、Nearly ZEH(ニアリーゼッチ)、ZEH Oriented(ゼッチオリエンテッド)など種類は豊富。ここでは、ZEHについての基礎知識から、ZEHの種類ごとの特徴まで、分かりやすくご紹介します。
ZEH住宅を建てる際には、太陽光発電が欠かせません。太陽光発電には、お得なイメージがある一方、高額な設置費用や売電価格の下落で躊躇している人も多いのではないでしょうか。
ここでは太陽光発電について、設置費用の相場からメリット・デメリット、いつ頃元が取れるのか?など、抑えておきたい基本情報をまとめました。
※2022年1月調査時点においてZEHビルダーで最高評価の星6つを獲得しており、2020年度のZEH実績が90%を超えている4社をピックアップ(※2)
※1:2012年時点。参照元:日高見工務店公式サイト(http://www.hitakamik.com/zero.php)
※2参照:一般社団法人環境共創イニシアチブ(https://sii.or.jp/zeh/builder/search)